小説5 第四節 まぁ良い、これも鏡の塔に行く為だ。 かなり不安だが、乗り切ってやろうじゃねえか。 そして、港に到着した。 「あ…うぅ…!!」 「リリーナさん? どうかしましたか?」 やっぱりな。 「ちょっと体調が悪いみてえだ。先に行っててくれ。後から追いつく。」 「わかりました。地図を渡しておきます。」 「悪いな。」 「それじゃあデムスさん、行きますよ。」 デムスは慌てて返事をし、シェイルを追う。 「あ、おい!! 本当に良いのか?」 「仕方がありません。取引先と会う時間に間に合わせる為です。」 「間に合わせるって、そんなに危ないのか?」 「いいえ、時間がかかりそうですし、本人達が先に行けと言うなら行きましょう。」 「わかった。2人共、後でな!!」 2人は予め頼んでおいた貨物車に乗り、その貨物車は先に行った。 [*前へ][次へ#] [戻る] |