小説5
第二節
「まさかこの銅像、例の爆発でも壊れなかったってのか?」
「当たり前だ。だから、今こうして立ってるんだ。」
「まぁ、そうなんだろうけどよ…」
誰だって最初は信じられねえよ、そんなの。
「きっと強かったんだろうね。この人。」
「あぁ。そうに決まってる。」
なるほどなぁ…
「希望を捨てた生き残り共がこの銅像を見て元気をもらい、こうして生きる活力を取り戻したってワケか。」
「そういう事だ。」
「じゃあ、せっかくできた人里だ。情報でも集めるとしようぜ。」
「そりゃ名案だ。」
情報集めは散らばら…ない方が良いな。
コイツらには荷が重いか。
よくよく考えてみりゃ俺、このバカ2人の面倒見なきゃいけねえのか!?
デムスはまだよくわかんねえが、リリーナはほっとくと危ねえし…
仕方ねえか…
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