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小説1A
第三節
「大きな街か…」

「どの辺にあるのかしら?」

「ラルス、知らない?」

「南西に大きめの街があるよ。さっきの村よりも南を通るように行けば着くと思う。」



レイ達は街に向かいながら隕石の結界について話していた。

「さっきの結界って属性とかあるのか?」

「普通はあるはずだけど…あんな性質の結界は…」

「弾き飛ばされる辺り光じゃない?」

ネルはラルスに言うが、ラルスはいまいち納得出来なかった。

「私もそう思ったけど…光ならレイ君はあそこまで勢いよく弾き飛ばされたりしないはず…」

「確かにね。いくら油断してたとはいえ普通なら後ろに倒れるくらいだと思うけど…」

「そもそも結界なんだからどんな属性でも弾かれるんじゃないのか?」

「いいえ、そもそも結界っていうのは属性の力を幕にする技術を結界っていうの。結界と言っても属性によって性質が変化するから効果が必然的に変わるの。例えば"光"がベースなら結界に触れた物を弾き飛ばす。逆に"闇"なら触れた物を吸収して勢力を強くする。だから属性によっては味方に使ったりもするんだ。」



「俺…話が難しすぎてわからないんだが。」

「確かに今回は難しいからまた後にしましょう。」

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あきゅろす。
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