小説1A 第九節 「でもどうやって剣を1つにするんだ?」 「自然に合体とかするんじゃない?」 「そうなれば楽だけどね。」 塔の出口に着くと、入った時と違うものがあった。 赤い光が差しているのである。 「何あの光?」 「行こう!」 一行はレイについて行き、その光の正体を求めた。 「お前は!?」 レイはその目に入ったモノに驚き、立ち止まった。 他の皆が辿り着くと、レイと同様に驚いた 「!?…何で…コイツが…?」 「どうしてお前がここにいるんだ!答えろ!!」 そこにいたのは―― シグルスだった。 「フン、しつこい奴らだ。まだ生きているとはな。」 「シグルス…!」 ソイラはシグルスに攻撃を仕掛けた。 しかし、攻撃はすり抜け、ソイラは慌てながら地面に足をつけた。 「何!?何が起こったの!?」 「攻撃など無駄だ。」 「…多分、アレはシグルスと同じ動きをする光の塊だ。どうやら実体では無いようだ。」 「まさか生きているとは思わなかったが…まぁいい。どちらにしろ、我が敵ではないからな。」 「何を!?」 「レイ!落ち着きなさい!」 「しかし、余りに目障りだ。貴様ら全員始末してやる。待っているぞ。あの場所でな。」 するとその光は淡く散るように消えた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |