青い君を愛する少女は
良く知る人物
『よし兄貴。全員書けたぞ。』
「ほな2人とも今日は見学してってな。桃井はあそこに居る先生にマネの仕事聞いてきぃ。」
「分かりました。」
元気な声で返事をするさつき。いい子だよな。幼馴染に半分分けて上げて欲しいよ。
「監督の原澤です。貴方達も入部希望者ですね。青峰君と今吉、翔弥君でしたっけ?今日は見学していって下さい。練習参加は明日からですよ。ーーーでは、桃井さんはこちらに。」
「よろしくお願いします。」
監督だと名乗った原澤っと言う人は、髪に癖があると言う事以外は普通の人らしい。何でだろう。この人とは話が合いそう。
「翔弥。」
『何だよ兄貴。』
急に背後から現れたのは兄貴だった。足音聞こえなかったぞ。こいつ何だよ。
「ワシか?ただのお兄様や。ーーーそれより。あそこに居るヤツでな、いかにも初々しい感じの奴おるやろ。そいつと話してきぃ。めちゃ驚くと思うで。」
『?あぁ、分かったよ。』
その時は遠くからで分からなかったが、俺のよく知る人物がいた。彼は転がってきたボールを相手に渡す時何故か誤っていた。そう、俺の事を良く知っている奴。
『久しぶりだな。ーーーー良君。』
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