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長編
レプリカ
 






それは――‥

突然やって来た‥。









「初めましてアッシュ様‥ルークと申します」
















―ローレライデーカン・レム48の日―





アッシュ・フォン・ファブレ


7歳になる誕生日の日――‥。





「アッシュ誕生日プレゼントだ‥お前の好きなように使うと良い」



「この子はいったい何ですか?父上」



「コレはお前のレプリカだ、一般教養も身に付けてある。万一の時にはお前を守るようにも作られている」




「レプリカ?」




いきなり誕生日プレゼントにと差し出された自分のレプリカだと言う少年を見る。


それはまるで、鏡に映った自分自身のようだった――‥。






違う所と言えば髪の色と目の色が自分より薄いくらいだ。




「初めましてアッシュ様‥ルークと申します」



自分と同じ姿で年も同じに創られているであろう少年に様を付けられ違和感を覚える。






オリジナルとレプリカ――‥。







主従関係上、主に服従するのが普通なのだろうが‥。


自分が自分自身に、かしづいているように感じ、とても気持ちが悪かった。






 

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