山茶花の夢小説
にゃんこものがたり   その5
「何すんだよ!やめろよ!」
 ベッドの上に抛り投げられた少年は、すぐさま身を翻し逃れようと足掻くが、男の手の方が一瞬早かった。
 成す術もなくベッドの上に押さえ込まれたまま、精一杯もがいて見せるがいたずらに男を刺激するだけに終わった。
 前開きのシャツのボタンを全部引き千切られ、首筋を強く吸われる。
「いいざまだな、デスマスク」
「うるせぇ!」
「あくまでも、私に逆らう気か?よかろう、それもまた一興だ」
 男の声が嗤いを含んだものに変わる。

 少年の上半身に跨るように腰を落とし、法衣の裾を捲り上げて怒張した男根をさらけ出すと、少年の口元へ押し付ける。

「しゃぶれ」

 少年が歯を食いしばり、顔を背けるとそのまま頬にぐりぐり押し付ける。

「濡らしておかんと辛いのはお前だぞ」

 青筋たてた男根を頬に押し付けられたまま、男を睨み上げる少年に、男はにやりと笑うと、少年の鼻をひねり上げた。

 息の続かなくなった少年が、やむなく息を吸おうと口をあけた瞬間に男の怒張した男根が捻じ込まれる。

「フッ、莫迦め。歯を立てるとどうなるか判っておろうな」
「うぐ…」
「さっきのでかい口はどうした」
「んぐぅ〜っ」
「そらそら、そんなことではこちらにも考えがあるぞ」
 男は少年の頭をがっしりと両手で掴むと、無理やりに抽送を始めた。太く猛々しい物を根元まで咥え込まされた少年は、喉の奥を突かれて咽びながら、荒々しく抜き差しされる男根に歯が当たらぬようにするだけで精一杯だった。
「くく、どうしたデスマスクよ」
 頭の中が真っ白になり、がくがく頭を揺さぶられ喉を突かれるたびにこみ上げる吐き気で目がくらみそうになる。
 やがて、低い呻き声とともに熱い精液が喉の奥に迸り、息ができなくなった。
 激しくむせ返り、なんとか息ををしようともがいているうちに下穿きが引き剥がされ、何の準備もなく菊門に己の精と少年の唾液に濡れた極太の男根が突き込まれる。

「ぐあぁぁぁぁぁぁっ!」

「フッ、濡らしておいてよかったろうが」
 男はそう嘯くと、たくましい腰を大きく動かしだす。
 少年は男の分厚い胸板に手を突っ張り、何とか腰を逃そうとするが其のたびに引き戻され更に奥深く捩じ込まれる羽目になる。

「ひぎぃぃぃぃぃぃ」
「そら、もっと締めろ」
「あがぁぁっ」
 細い足を押さえつけ、反動で上がった腰に自らを叩きつける濡れた音がいつまでも続いていた。

「あぐ…あぐ…ひぎぃぃ」
 
 硬く怒張した男根が抜き差しされる度に、ぎちぎちまで引き伸ばされた菊門の肉が捲くれ上がっては突き入れられ赤い淫肉をさらけ出して扇情的な眺めであったけれども、男はそんな物には眼もくれずに己の快感のみを追い続けた。

「ひぎぃぃぃぃっ」
 
 幾度目かの射精の後で、少年の体に電気が走ったような衝撃の後に強烈な快感が来た。さしもの男も喰いちぎられるような締め付けに少年の体内に大量の精液をぶちまけた。

「あがっ…あがっ…」

「気をやってしまったか」
 男は白目を剥いてがくがくと痙攣する少年の菊門から己を引き出すと、後も省みずにシャワーを浴びに行った。
「このくらいで気をやってしまうとは、だらしがないぞ、デスマスクよ」
 
 陵辱の後には気を失った少年のみが残された。

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あきゅろす。
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