山茶花の小説
3000HITリクエストでロスカノ その11
「くぅ…ん…はぁっ」
「気持ちいいかい?」
カノンの体を揺すりあげて、より深く突き入れながら耳元で囁いてみる。
「あ…ん…サガに…サガに見られてしまう…アイ…オロス…サガに…サガに…あぁっ」
「お前の中、とろとろで俺をしっかり咥えこんじゃってるけど抜いていいの?。」
外耳を甘咬みしながら囁けば、ぷるぷると頭を振りながらぎゅっとしがみ付いてくる。
「俺は逆にサガに見てもらいたいよ。カノンが俺のでこんなに気持ちよくなってるのをさ」
「あぁ…アイオ…ロス」
「カノンを俺にくださいってお願いしてみようか」
滑らかな尻肉を掴み締めて、激しく穿ちながら半分本気で囁く。
「い…やだ…アイオ…ロス…俺を…虐めるな…こんなとこサガに…サガに見られたら…死んでしまう…おれ…いきて…いられ…ないよ」
甘い吐息と共に吐き出されたつれない言葉に、少なからず衝撃をつけながらもいささかも諦めていない自分に気付いた。
その証拠におのれの逸物は何の動揺もなく、とろとろにとろけて絡みつくカノンの熱い媚肉を楽しんでいる。一度先端まで引き抜いて、力強く最奥まで叩きつける。前立腺をゴリゴリ擦られてカノンの嬌声が高くなる。夢中で腰を揺らして、快感を貪ろうとするのがかわいい。
「じゃあ、また逢ってくれる?一緒に気持ちいいことしようよ」
「あぁぁ…気持ちイ…ッ…」
「約束だよ」
喘ぎ声しか返ってこないのを判っていて、約束を取り付ける。これでカノンは自分を拒むことは出来ない。
繋がったままのカノンの体をそっと床に横たえる。可愛い顔も堪能したし、そろそろこちらも限界が近ずいたようだ。
「アイオロス?」
荒い息を吐きながら自分を見上げてくる瞳は、欲望に濁っていたけれどもまぎれもなくあの時のあの子の瞳。共に生きる事は拒まれてしまったけど、今この時のこの瞳には自分しか映ってない。
随分長い待ち続けたのだ、この先何年掛かろうとも構いはしない。
「愛してるよ、カノン」
アイオロスはカノンの体に覆いかぶさると激しい抽送を始めた。
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