0094 ※ギャグ調 ノイトラが無理矢理連れてきたそこは“カラオケ”だった。私は歌を歌うのが下手糞だからただノイトラが歌ってる隣でジュースを飲んでいた。あーあ、楽しそうだな。私も歌上手かったら思う存分歌うのにな、とジュースを飲み続ける。 「歌えよ」 そう言ってマイクを渡された。 ちょ、待て、ノイトラさん。私は無理矢理連れてこられたわけで歌う義務など無いではないか。 「嫌だよノイトラ、それに私歌える曲が無い」 知ってる歌など無い。 あるとしたらボカロ系ぐらいだろう。 「いれといたから安心しろ」 そう言って画面を指差すノイトラ。 そこに表示された文字。 “magnet” はい、ふざけんなー。 「俺がルカのとこ歌うかいででででででで!何しやがンだ!」 私はマイクをノイトラの口に押し込んでボックスを出た。 歌えるかっつの! 色んな意味で。 カラオケに行く/すみませんごめんなさい@薄雲 20110525 |