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私は廊下でグリムジョーを見つけたから駆け足で彼の元まで行った。
背の低い私は一歩が彼の半分くらいしかないから彼の元まで行くのに少しばかり時間を要した。

それでも彼の元まで言って、いつものように満面な笑みで言う。

「グリムジョー、私グリムジョーが大好きだ」

「ああ俺も愛してるぜ」

「どのくらい愛してるの?」

いつもいつも愛してるというグリムジョーに今日は具体的な質問をしてみた。

「そりゃあもうお前にキスして抱きしめて愛でて首輪つけて誰にも見えないところに隠してやりたいぐらいって嘘、冗談だからそんな目で俺を見ないでくれ」

冗談を言う彼の眼が本気だったのを私は知っている。

具体的には知らぬが仏って事だねっ!

具体的/大丈夫かこいつ@薄雲

20110522


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