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怒った表情で彼女は廊下を歩いていた。どうしたなんて訊かずに彼女の隣を通り過ぎようと思ったが彼女の方から話しかけてきた。

「ねえウルキオラ」

「何だ」

「グリムジョーがセクハラなんだ」

「それがどうした、いつもの事だろう」

「確かにいつもの事だけど今回ばかりは本当に最悪なのよ!」

「?」

「いやですね、私の寸胴見て笑ったの」

「……」

何でこの話題なんだと俺は逃げ出したい衝動にまかれる。俺がすごく嫌な立ち位置になるフラグがたった気がしたのは言うまでもない。

「私だって好きでこの体型じゃないのにっ!酷いよグリムジョー。まな板だってまな板!失礼にもほどがあるよ。ああもう腹立たしいなあ」

「俺に何を求める」

「ウルキオラもそんな風に私のこと見るの?ねえ言ってごらんよ。ウルキオラも私の事まな板だって笑うの?」

「知らん」

「あ、笑わないの?」

「ああ」

「ウルキオラって貧乳好きなんだね」

何故そうなる。

(わあ良かった)
(……)

体型とか見ないで下さい/グリムジョーファンに殺されそう@薄雲

20110516


あきゅろす。
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