0064
※暴力表現があるから苦手な方はUターンで。ノイトラ→イリア→グリムジョーみたいな。
「ガハッ」
彼女は腹を押さえて咳き込む。蹲って俺のほうへ虚ろな目を向ける。
「ノイトラッ」
俺の名を呼ぶ。
甘さなんて微塵にも無い苦い声。
「やめてっ」
拒絶する彼女を俺は再び力いっぱい蹴る。
「イリア、オメェどういう事だよ」
「私っノイトラの事はもう…」
それ以上言う前に彼女の顔を踏みつけた。
ギリギリと骨の軋む音が聞こえる。
「痛っぁ、グリム、ジョーぉ」
俺以外の名前を呼ぶイリアなんて、いなくなってしまえば良い。
そんな衝動に駆られる。
イリア。
もう元には戻れないのか。
俺はイリアを愛してるぜ？
イリア、俺の名をまたその愛しい声で呼んでくれ。
悲恋／キリリク(6000)５→ヒロイン⇔６野良猫様のみお持ち帰りOK。書き直しも受け付けてます＠薄雲
20110509
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
