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死ネタ

「さよなら、またいつかお会いしましょう」

そんな風に笑って俺の前から消滅した女が、未だに忘れられない。

たかが女が俺の眼球に焼き付き消えない。鬱陶しいくらい視界に入った彼女が、今は存在しないという静かな虚しさが俺の脳髄を巡る。

「、」

理由が解らないが、眼球から液体が流れてきた。

透明のそれは、止まらない。

愛してたのかもしれないな。

さよなら、もう会えない君。

塩味/あえて貴様とは言わない@薄雲

20110502


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