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※学パロ

待ち合わせ時間よりも少し遅れて俺は彼女の待っている場所へと向かった。角を曲がれば花壇にぽつんと座る彼女が見えた。

「うわ、ノイトラさんまた喧嘩?」

「るせェー」

「また怪我してるじゃんか!もう!弱いんだったら喧嘩なんか買わないの!絆創膏また買わなきゃいけないじゃないか」

そうキーキー怒る彼女は自分の鞄をガサガサあさって一つのポーチを取り出した。それを開けばいつも通り絆創膏やら消毒液やらを隣へと並べて俺の手当てを手荒にする。

「痛ェ!止めろ!」

「やーよ、ばい菌入ったら大変でしょう!」

「大丈夫だっつの」

「だってこの血出てるところでバイキン●ンが増殖なんかしたら気持ち悪いでしょ!」

どんな理屈だッ!

そう心の内で突っ込みながら手当てを受ける。

別に俺はやられねーように相手を嬲り殺せるが、彼女の手当てを受けたくて殴られるんだ。

絆創膏/何言ってるんだノイトラ、そんなのただの強がりだぞ@薄雲

20110609


あきゅろす。
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