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A

俺とリナリーは姉妹校となる男子校に合同行事の打ち合わせのため向かっていた。




「神田ぁ…いいかげん開き直りなさいよ。女子校の会長がそんなんじゃあ合同行事なんて成功しないわよ。」

「開き直るっつったって…。そもそも俺は姉妹校になるなんざ反対だったんだよ!なのに…っ」





それはやく数日前…























「…だから俺は姉妹校締結なんて承諾しねぇぞ。」

「往生際が悪いわよ。神田以外の生徒はみんな賛成してるのにっ」



女子校の廊下をづかづかと歩く俺の後ろから締結承諾書(生徒会長用)を手にしてるリナリーが追いかけてくる。



「なんでわざわざ男なんかと交流しなきゃいけねぇんだよ。意味分かんねぇっ」



(男子が嫌だからわざわざここ(女子校)に入ったっつうのに…)



「まぁ確かに神田は・・・だから嫌なのはわかるけど、普通の女子は男子との交流を望んでいるの。生徒の要望に応えるのが会長の役目でしょ?」

「ぅ……っでも」



「神田さぁんっ」
「神田先輩!」
「会長!」


不意に後ろから数人の女子に呼び止められた。



「おはようございますっ神田先輩!リナリー先輩!」

「あぁ…」

「おはよ、どうしたの?」


「今度男子校に姉妹校締結するために行くんですよね?」


「は……?」





なんでこいつら生徒会じゃねえのに知ってんだよ、このこと
つかまだ俺が承諾してねえのに勝手に決まってるし……





「神田先輩とリナリー先輩が我が校の代表で行くんですよねっ」



「まだ締結するなんて決まったわけじゃ…」

「確か男子校の生徒会ってかっこいいんですよね!」



「おぃ、全然関係な…」

「私たちも姉妹校締結して早くあっちの生徒会長に会いたいですぅっvV」



「だからまだ俺が承諾してな…」

「きっと会長の容姿なら男子はメロメロで承諾OKですよ!」




「…っいいかげん怒るぞ!!」
「「「がんばってくださいねvvv!!!神田(先輩・会長・さん)!!!!」」」




三人のキラキラした目が神田に向けられる。







「…………っ!!!!」












真っ直ぐな目に見つめられた神田は否定の言葉が出なかった。



否出せなかった。
















「…あぁ、まかせろ…。
絶対締結式、成功させてやる…。」


「「「きゃあぁーーっvvVV!!!!かっこいいっ神田(さん・会長・先輩)!!!!!」」」



















「まさに鶴(生徒)の一声ね…。」


リナリーはその様子をみてぼそっとつぶやいた……






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あきゅろす。
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