[携帯モード] [URL送信]

恩方とモフモフ
【伝説】
昔、天から現れし船よりあらわれし光りの人々。そこより我等の元へ降り立った彼こそ【恩方】

猫人と共に歩んだ彼の方は様々な知識を我々に与えてくれた。平和な満ちた蜜月が恩方にもたらされた。

しかし、その平穏は長くは続かなかった。

災禍を狼族がもたらしたのだ。

それが何かは分からない。
あまりの忌ま忌ましさ
凶凶しさに誰も語らず伝えなかった為だ。

ただ、災禍のせいで羊という種族すらも滅んでしまった。そして、災禍を従えた狼は猫にもその災いの矛先を向けた。

幾人のヒトが死に
幾筋もの血が流れた

恩方もその手に剣を握り戦われたが、恐るべき災禍に対して戦いは苦戦した。

猫人も、同胞である虎や獅子も疲れきり傷付きはてた時、恩方はその身を王樹に捧げて災禍を静めた。

五百年後に目覚めると 告げた後に。

その後、無事に災禍は封じられたが、災禍によってもたらせられた混乱は留まることはなかった。

人々の中の火種は大火となり争いは各地で起こった。そんな混沌を切り裂く者がいた。

かって恩方の教えを受け成長した【三王侯】達であった。

最強の【傷の戦士団】を率いる【金の炎侯】イル

癒しの術を使い人々をいやす聖人。【盲目の癒しの君】セトラ

そして、猛者たちを纏め上げて混沌を切り裂き終止符を打った【片耳の治世王】レン


堅い絆に結ばれた彼等は、世界中の混乱を治め平和な日々をもたらした。


それは太古から続く伝説。
猫人の国アルシャが興るまでの創国紀

[*前へ][次へ#]

3/15ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!