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短編小説
4
暗い地下の血臭が満ちる部屋
悍ましい死体が散らばる中、唯一生きている【彼】の唇が小さく動いた。少しずつ動く唇は言葉を形作る。
ごめんなさい、御祖母様
見えるはずのない満月が嘲笑い、影が待ちきれないようにブルリと蠢く。
嗚呼…、腹が痛い…。
嗚呼…、頭が痛い…。
痛い
痛い
居たい
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