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裏小説
激流二
昴の体を隠す薄い夜着がずり下げられる。それは、彼の両腕に纏わり付いたまま帯の部分で留まった。

あらわになる昴の白い上半身。青年と少年の中間といった体には、しなやかな筋肉が付いていた。

その胸の中心に耳を当てる時平。トクトクと平常より速い鼓動が聞こえた。

「本に…世話しない音だな…。」
「ん…。」

コクコクと頷く昴。

時平に胸を差し出す形の昴は、今は胡座をかいている時平の両足を跨いで彼の頭を抱くような姿勢になっている。

それを見上げた時平は、ピンク色をした尖りを厚い舌で触れた。

「キャンッ!?」

まるで犬のような声が上から聞こえた事に気を良くした時平は更に舌を動かす。
薄桃色をしたそこの周りを舌で孤を描くように辿り、唇で柔らかく全体を扱くと、プックリと膨れてきた。
それを育てる事に夢中になると、横目で口に含んでない左の尖りが平坦なままなのが目に入った。

片方がそうなれば、もう片方も揃えたくなるのが人情である…。

時平はそっと、まだ育ってないそこに左手を這わした。

「フフフ…時平さん、赤ちゃんみたい…。」

時平の頭に縋り付きながら両胸に与えられる快楽に堪える昴は息を荒くしながら笑った。

確かに、尖りに吸い付く姿は精悍な姿に似合わない必死さがあり、まるで赤子のようだった。

口と左手で昴の尖りを、右手で彼の臀部と足への愛撫を繰り返していると、次第に昴の腰が揺れてきた。

己の腹に当たるそれに気付いた時平は、口を離した。

「勃ったか…?」
「…!?ちっ違います!」

只でさえ赤い顔を更に赤くなる。それを笑いながら時平は、先程から己の腹に当たるそれを少し強めに握った。

「あっ!?」
「悪い子だ…このように湿らせて、偽りを吐くとは…。」

初めて他人に触れられるであろうそこは、布越しでも触れると火傷しそうな程熱く、先走りによって夜着は濡れていた。

「熱…。」
「あっやっ!時平さんっ!」

そこを夜着の隙間から両手で直接握って数回擦ると、昴が嬌声をあげた。

時平の服に縋り付いて彼の水干の肩に顔を埋めた昴は、次第に腰を動かし律動を始めた。

「あっごめんなさい!ごめんなさい!」

まだ若い彼は止まらないのだろう。

前後に揺れる腰で時平の両手の平に熱い塊が擦り付けられる。

「ん……。」

激しい動きに手が外れたりしないように角度を変えてそれを握りながら時平はゾクゾクと快感を感じていた。

今、自分の手は昴の先走りで汚れ糸を引き、そこからニチャニチャと嫌らしい音が出ている。戯れに少し手を動かせば嬌声と同時にピュクッと先走りが出て手が更に汚れる。

熱い塊が押し付けらて、指の又に粘液が擦り付けられて出入りして…。まるで自分の手が生殖器になったかのような錯覚を感じた。

ただでさえ指先が敏感な彼は、自分の手が犯される感覚で決して弱くない快感を感じていた。

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あきゅろす。
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