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裏小説
四プク
あの日から一週間たった。


ヨゴレの家は以前と比べると、見違える程綺麗になていった。花房が小まめに掃除しているからだ。

今日も掃除をしながら花房はソファーの上に寝転んでいるヨゴレを横目で盗み見していた。

最初はヨゴレの荒っぽい口調に怯えていた花房だが、一週間も経つと彼が怖い人ではないではない事を理解していた。

毎朝、朝に弱い花房を起こしてくれるし、野菜しか食べられない花房の為に肉食の鮫なのに野菜料理を作ってくれている。とても優しい人なのだ。

それに…。

再び視線を戻す花房。
目線の先には欠伸を噛み殺しながら雑誌を読むヨゴレの長身があった。

鮫である彼の体は、スラリと細いが逞しい。鋼のような筋肉が薄着の上から分かった。それに反するように肌は抜けるように白いが、良く整えられた顎髭が彼に男らしい印象を与えていた。

肘をつきながら小首を傾げている様子は、どこか女性的なしなやかさあり…。
見ていると、段々胸がドキドキしてくる。

「綺麗…。」

「あ゛?何だって?」

ポツリと呟いた言葉が耳に入ったヨゴレが、凄みながら顔を上げた。

「イエイエイエ!何もですぅぅぅ!」
「ウルセーな。」

睨まれて思わず絶叫する花房。心を許しても相変わらず怯えてしまう花房だった。

「ちっ…。ほら、さっさと寝ろ。」

そう言って持ち上げられた布団の中に、花房はイソイソと潜りこんだ。最近、ヨゴレとの添い寝がひそかに楽しみになっていた花房であった。

花房はヨゴレの腕の中で温かさを感じながら、再び胸の鼓動が跳ね上がるのを感じていた。

【数分後】

スピスピと腕の中で花房が寝息をたてていることを確認した俺はニンマリと笑った。

俺はあれから毎晩、花房に添い寝をし自分の胸を吸わしている。

いや? 吸われているか?
だって何もしなくても勝手に吸い付いて来るんだからな。

アイツに胸を吸われた後に、立ち上がった自分の息子を扱くと最高に良いから止められない。

今日も花房が深い眠りに着いたのを確認すると、俺はタンクトップの裾をたくし上げて花房の口元に寄せて、花房が吸いついてくるのを待つ。

待つ間に段々と息があがってきた。期待するかのように触ってもいない胸の尖りが固くなってきた。

見下ろす先に柔らかい花房の頬が目に入る。目線でふっくらとした頬を辿るとその先に艶やかな桃色の唇があった。

この小さな唇が俺の尖りをねぶる様を思うと、頬が赤くなる。

こんなに可愛い年端もいかないガキに何をしてるんだと思うと、更に背徳感が背中をゾクゾクと走った。

ピクンと腰に抱き着いていた花房の華奢な手に力が篭った。ソロソロと上に緩慢な動きで上がってくる手は俺をギュッと強く抱きしめた。

情けない事にビクンと体が震えた。怯えている訳じゃないが、抱きしめられると自然に震える。

花房の顔が上がるにつれて、その熱い息に肌をなぞられる。

「んっ…。」

チロと柔らかい舌に尖りを覆われて、思わず声が漏れる。

高い花房の体温がそこからジンワリと伝わってくる。
温かい…。

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あきゅろす。
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