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裏小説
2ニャア
その夜、私は研究用の資料を纏めていた。ふと気が付くと、大分遅い時間になっていた。

集中し過ぎたか…。

猫背になっていた体を立ち上がって伸ばすと、不自然な体勢でいた為か、クラリと眩暈がした。

休憩がてら目を擦りながらホットミルクを作っていると、家のドアがノックされた。

こんな夜分に誰だ?
私の家は樹齢数百年はある大木の上にある。階段も何も無いので、来ることが出来るのは魔法使いか猫人のみだ。

病人でも村に出たか?
私は獣避けの結界を解除すると、ドアを開けた。

開けた先には、村の子供である三毛猫のレインがいた。

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