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背伸び(アレニル元拍手*甘)






#アレニル/アレルヤ誕生日ネタ








貴方に触れたい、そんな感情で口から出てしまった言葉だったけれど、今日という日を迎えて、どうにもこうにも抑えが効かなかった。
貴方に比べれば自分はまだ子どもなのかもしれない
それでも貴方の隣に並びたくて、その身体を抱き締めたくて、馬鹿だ馬鹿だと思いながらも貴方に僕自身を受け入れて貰いたかった。

「お前・・本当馬鹿だな」
「そうですね。」

二人で苦笑しながら各々の身体を密着させ、アレルヤがロックオンの上にのし掛かり、軽く彼の首筋に唇を押し付けた。

「本当に良いんですか?」
「まあ・・今日まで我慢した子供にご褒美ってやつ?」
「ひどい人ですね。もう僕は・・」
「子供じゃないってか?そう言うやつに限ってまだ大人に成りきれてないんだよなー。」
「う」

意地悪く笑うロックオンにアレルヤは言葉を詰まらせる。なんだか悪い大人に捕まったような気分だ。そんなアレルヤの肩に、ロックオンは誘うように腕を回した。

「で・・やるの?やらねーの?」
「もう少し上品に言えないんですか?」
「やることに変わりねーだろうが。それとも欲しくな・・」
「欲しいに決ってるじゃないですか。」
「素直で宜しい。」

 僕は一生この人に振り回されるかもしれない
思わずついてしまった溜息の後、重ねられた唇、触れあう体温。

「誕生日おめでとう。」

告げられた言葉が嬉しくて、それでも良いかと思ってしまった自分は、おそらくこの人にこの先敵う事は無いだろう。





















*2月27日
アレルヤ誕生日おめでとう




あきゅろす。
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