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物書き
光(シンフォニア・つづく)
わかっていたつもりだったのに、
何もわかっちゃいなかった。
いつもそばにいる気になって、
全部わかってると思ってたのに、わかっていなかった。
それがー・・・こうなった・・・。
「ゼロス・・・」
仲間だと思っていたのにー・・・
この手で、殺した・・・

それからボクは滅多に人と話をしなくなり、
戦いにもメンバーから外れるようになった。
一番それが表れたのは料理当番の時だった。
いつものように料理を作り、並べていたら
「あれ、ジーニアス。料理一個多いぞ?」
「あれ、そんなことは・・・」
ホントだ。一個多いー・・・
「あ・・・あっれー?どうしちやったんだろー・・・?」

その後、うずくまるようにしていたボクの所に
姉さんがきた。
「ジーニアス。どうかしたの?」
「別に・・・どうもしないよ。」
「そうかしら。救いのとうに言ってからのあなたは、
ふさぎこんでいるようにしか見えないのだけど?」
「・・・」
「よほどゼロスの死が答えたのかしら?」
「姉さんは・・・ゼロスが死んで悲しくないの・・・?」





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