僕と王道君(?)の幸せライフ
10
どの位走ったか覚えていない。
気がつくと寮についていた。
教室に戻る気にもなれず、部屋へ戻ろうとエレベーターのボタンを押したが、6階に止まったまま動かない。
時間を潰す為携帯を見ると、長井様と笠井、それに登録していないはずの桜井君からもメールが届いていた。
メールを開くと、どれも僕を心配する内容ばかりで、3人には悪いことをしたなと思った。
3人に返信しようとすると、エレベーターが1階に着いた。
そのエレベーターに乗ろうと携帯から目を離し前を向くと、
開いた扉の向こうに藍先輩の顔が見えた。
僕は顔を隠したが藍先輩には顔を見られていたらしく、エレベーターの中に引きずり込まれた。
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