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僕と王道君(?)の幸せライフ
8

僕は半ば引きずられるように笠井と長井様に校舎裏に連れて来られた。

何故彼らが僕に何の用があってこんな場所に来たのか。

二人の様子を伺う為、目線だけを上へ向けると二人は目線を反らした。

そんなに酷い顔をしていたんだと思いまた目線を地面に戻す。

すると笠井が話し始めた。

「あの噂は本当なのか?」

整った眉を八の字に下げ、僕の方を見る。

「さっき言っていたのは嘘じゃないのか?」

今度は長井様が厳しい顔で問い掛ける。

何故こんな事を聞かれるのかわからない。でも何故かこの二人にはあの噂を信じて欲しくなくて、本当の事を話した。


僕が話し終えると二人は「安心した」と呟いて顔の筋肉を緩めた。





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