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文など
ひとりかくれんぼそのご
妻が居なくなった
妻の友達から聞いた情報では「ひとりかくれんぼ」をしている最中に居なくなったと言う


「ひとりかくれんぼ」
最近よく聞くこっくりさんのような交霊術らしい
夜中3時に人形相手にかくれんぼをする


それをしている最中に妻が居なくなった


最近オレが家にろくに帰らなかったからだろうか?
仕事が忙しく、結婚記念日に帰れなかったからだろうか?
出張がはいりさらに家に帰らなくなったからだろうか?


夫婦の仲は冷め切っていた
最初はそうでもなかった
妻は
めぐみは若くて可愛かった

そう

それだけだった


次第にオレは別の女性に惹かれることが多くなってきた
その中でとても魅力的な女性に出会った
オレはその女性と付き合った
もちろん独身だと偽ってた


とても魅力的だ
めぐみにはない魅力、包容力


惹かれたんだ
好きになった
結ばれたいと思った

本気だ

このヒトと暮らした

家庭を築きたい

子供は2人は欲しいな


そういう話をよくするようになった
とても楽しかった
二人の時間が永遠に続けば良いと思った



















邪魔だった


















だから居なくなってもらった
もちろん神隠しにあったわけではない

あの時はばれるかと思った
でも、結果的にはOKだったかな



めぐみがよく通る道で
めぐみのような人が現れたらあの噂をしてくれと頼んでおいた

暇をもてあましていためぐみはそれに乗ってくれた


オレだってがんばったぜ

ばれないように
それを信じ込ませるためにさ



後は妻が行方不明になった不運な夫を演じればいい











さて、これをどこに捨てに行こうか?


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あきゅろす。
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