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結局は鈍感



「アニエス、こっちのほうがいいと思うよ」

「てぃ、ティズがそう言うなら…」



ふと、ティズとアニエスの会話を聞いていたイデアが口を開いた。

「ねぇ、アニエスってさ、ティズの言うことなら素直に聞くよね」

「そ、そうでしょうか」

イデアの言葉にアニエスは首を傾げながら返事をした。
首を傾げているアニエスは困ったように、ティズを見る。
それに答えるようにティズも苦笑い。



「ねぇ、なんでなんで?」

興味津々に目を輝かせたイデアはアニエスとティズを見つめた。なぜっていわれてもな…

「ほう、それは是非俺も知りたいね」

どこからか現れたのかリングアベルもイデアと共に視線を浴びせて来た。
言葉に詰まりながらもアニエスは口を開いた。


「えっと、ティズは、その、いつも信じられるので…」

「おや、俺のことはいつも信じられないのかい?」

リングアベルが悲しそうな顔をすると、イデアがリングアベルに怒鳴る。
いつものことだが。


「あんたは黙ってなさい!」

「おや、やきもちかい?」


イデアとリングアベルの言い合いが始まってしまった。
こうなると誰も止められない。
そんな2人を見守っているとアニエスがティズの服を軽く掴んだ。
ティズが首を傾げると小さく、アニエスが呟いた。


「あの………ティズの事、いつも信じています……だからティズも、私の事信じてくださいね」

「もちろんだよアニエス。僕はいつもそばにいるし君を信じるよ」

「嬉しいです」



ティズの言葉にアニエスはふわりと柔らかく微笑み、その笑顔につられ、ティズも微笑んでいた。




「結局さ、ティズとアニエスってさ、」

「両想いなんだよな」



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BDFF
初ティズアニ


BDFF買ったら見事にはまりました
ティズの言葉なら素直に聞くアニエス可愛いです





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