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おやすみ

真っ暗な部屋の中、画面は青白く光、奇妙な声をあげる。

「うー…ヒーローはこんなものに負け…ひぎゃあああ!」
怖いんだぞ、と俺はまた悲鳴を一つ。


菊でも呼べばよかったな…でも菊最近ゲームばかりしてるからなぁ。うう…怖い。
意地でもアーサーは呼ばないつもりだったけど。この際仕方ない。



震える手で携帯を弄り、電話をかけた。
アーサーはすぐ出てくれて少し嬉しい。


「なんだよアル」
心底うっとうしそうだ。

「あああアーサー、べつに怖くて君を呼んだ訳じゃないんだからね!ただちょっと家に来て欲しいというか…もごもご」
今すぐ行くと言うアーサーの声が聞こえた気がするがずっと俺は携帯に話し掛けていた。


アーサーが来る頃には終わっていて。
思わず泣き付いてしまった。


「うぇっ…ぐすっ…アーサーああ」
抱き着いた拍子に押し倒してしまったがお構いなしに俺の涙は流れる。


ぽんぽんと昔、俺が怖いビデオを見て怖がった時にしてくれたように背中を優しく叩いてくれて、なんだか落ち着く。




暫くして落ち着いた俺は冷静になり、思い切り真っ赤になった。


言う事がなくて開口一番に発した言葉がこれだ。
「今日…一緒に寝てくれないかい?」



もちろんアーサーは、OKだった。




布団に入るとアーサーの温もりが感じられて安心。
そして違和感。
腰の辺りに物凄く人肌が感じられる。




「俺が怖い気持ち忘れさせてやるよ」
とアーサーはにやりと笑い、いろいろ触り始めた。


「ふぁっ!?…や、やだ…アーサー…!…あっ」
変な気分になりながらも堪えているとアーサーが耳元で怖がるなよと囁いた。


「っあ…だ、だめって……言ってるだろ!」
思わず蹴り飛ばすとアーサーはそのまま倒れてしまった。


悪い事したかなと思いつつ俺はアーサーを放置して寝た。




朝になり、起きた俺はびっくり。
アーサーが俺に抱き着いて寝てた。





もう、二度とアーサーは呼ばないようにしよう。
心に誓った瞬間だった。



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変態紳士参上←



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あきゅろす。
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