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3.コーネリアの街並み



スコール達が校内を探検しているころ、ジタン、バッツ、ティナ、セシル、リディア、ローザ、カイン、エッジの8人はコーネリアの街に来ていた。
学園があるのはこの街なのでさほど時間はかからずに到着した。
レンガ造りの街はどこか暖かい雰囲気を漂わせている。
すると、街並みを見てバッツとティナは目を輝かせた。


「おい、見ろよティナ!アイテム屋とか武器屋以外にもいろいろとかも売ってるぜ!すげー!」

「私初めてこんなお店ばっかりのとこみた…!」


幼なじみ2人組が目を輝かせている姿をジタンは苦笑いしてみるしかなかった。
実際ジタンが住んでいたアレクサンドリアはこの街よりは小さいが立派な都会だったため驚きさえしていなかったのだから。
セシル、カイン、ローザは暖かくまるで保護者のような目をしている。



ふと、エッジ、リディアの事が気になりジタンが尻尾を振りながらキョロキョロと辺りを見渡すと、エッジがナンパをして、さらにそれを止めるリディアの姿があった。


「いいじゃねぇかナンパくらい!」

「今日はみんなでお茶しに来たんでしょ!?ナンパなんてダメだからね!」

「ガキは黙ってな!」

「なんですって…っ」



だんだんと雲行きが可笑しくなってきた。
はぁ、とジタンは溜め息を付くとリディアとエッジに声をかけた。




「ほーら、リディア、喧嘩してないでお茶行くぞ、エッジもナンパなんて後で付き合ってやるからさ」

その言葉に今の状況に気づき、2人が頷いた。
リディアがバロン組に駆け寄り、幼なじみ2人が目を輝かせている中、エッジがこっそりとジタンに耳打ちした。



『ナンパするとき誘うからな』

『おう、待ってるぜ』


この瞬間2人は心が通じ合った気がした。

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あきゅろす。
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