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君と夕焼けと
※幼なじみパロ



もうすっかり夏の暑さも引き、秋の寒さと綺麗な紅葉が見られるようになった。
ティーダは夏はぐったりと夏の暑さに負けていたが、秋は秋で大変そうだ。
文化祭も近い事もあってか大忙しだ。
今はその文化祭の買い出しにティーダとユウナは出ていた。
大体買う物も買ったし、あとは学校へと戻るだけだ。




「結構遅くなっちゃったね」

「そうッスね、空もうオレンジッス」


空を見上げると綺麗なオレンジ色に染まっていた。
蜻蛉なんかも飛んでいて秋を実感させている。
干渉に浸っていると、そばに居たはずのティーダが何処かへと走っていった。
どうしたんだろう、と追いかける。
声をかけると彼は何かを作っていた。
完成したのだろう、に、と笑い振り返ったティーダの手には葉で作られた舟があった。

 
「これ懐かしくないッスか?」

「うん、よく作って川に流したよね」

「そうそう、願い込めて流すんだよな」

ティーダはユウナにお願い何にするッスか?と尋ねると、ユウナは首を捻った。
お願いなんてそうそう見つかるものでもない。
ふと、思い付いた事を口にした。


「文化祭、成功しますように」

「いいッスね!」


願いを込めて、流すと、舟は沈むことなく、真っ直ぐ、真っ直ぐ進んでいった。
思わず2人は時間を忘れ追っていた。
昔もこんなことしたな、なんて思うと思わずくすり、と笑みがこぼれる。
しばらく追うと、舟はずっと遠くへ流れていった。


「沈まなかったし、文化祭、成功するッスよ!」

「うん、そうだね!」

「よし、文化祭頑張るッスよー!」

「頑張ろうね」


空はオレンジ色に染まり、期待で胸がいっぱいの彼らを後押しするかのように、照らしていた。






「あいつら遅いな」

「気にすんなって」

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ティユウ
キリ番リクエストの幼なじみパロです

葉っぱで舟作って流すのって楽しいよね
最後のはスコールでs

最近書いてなかったからお粗末なものになってすみません
満足いただけたらうれしいです







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あきゅろす。
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