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明るい夜
※学園パロ・ティーダとユウナが幼なじみ




「ね、ねえ変じゃない?」
ユウナは鏡をみて不安そうにルールーに尋ねた。

「変じゃないわよ、ほら行ってらっしゃい」
ルールーは優しく微笑みユウナの肩を押した。

「行ってきます!」
気をつけるのよ、とルールーは手を振る。
今日は、盆踊り。
ユウナはルールーに着付けをしてもらい、浴衣を着させてもらっていたのだ。
艶やかなピンクの花が咲く着物はユウナにとても似合っていた。
少女は胸を高鳴らせ、待ち人の元へと向かう。



「ごめん、待った?」
そこには、海のような瞳に笑顔の似合う少年が待っていた。

「全然大丈夫ッスよ、てか…ユウナの浴衣姿…」
ティーダは目を輝かせ、ユウナを抱きしめた。
少女は顔を赤くしながらも嬉しそうにほほえんだ。

「すげー似合ってる!」
かわいいッス、とティーダはさらにぎゅうっと抱きしめた。

「てぃ、ティーダもその甚平似合ってるよ」
照れながら言うと、ティーダも照れながら笑った。


「じゃあ、行くッスよ」

「うん」





盆踊りは毎年ルカで行われている。
いつも通り人で賑わっていた。

「うわー、人多いッスね」

「そうだね」
迷ってはいけない、と手をつなぐ。

出店はいろいろあり、金魚すくい、たこ焼きなどといろいろだ。
暫く歩くと、射的があった。
ふと、揉める声を聞き、みると。


「おい、なんで半額でやらせるんだ」

「だってさ、安い方がいいかな、と」

「父さん…アンタを撃ってもいいのか」

「ひっ、リノアちゃん、スコールこわい!」

「こらこらスコール」

そこには、見たことのある親子がいた。
スコールとリノアは同じクラスだしラグナは親父の飲み仲間だ。


「あれー、射的屋ってスコール達だったんスか」

「ティーダとユウナか。今なら俺の父さんを景品に出来るがやるか?」

「ユウナ!やめて!おじちゃん死にたくない!」

ユウナは苦笑い。
ティーダはスコールをなだめていた。
スコール達の店を離れ、暫く店をみてあるく。


「あ、ユウナ!」
ティーダが空を見上げ顔をぱあっと明るくする。
空には花が咲いていて。
二人で空を見上げる。
ユウナは喜ぶティーダの横顔に見とれていて、ティーダに声をかけられ顔を赤くした。



「ユウナ、来年も来ような」

「うん」



明るい夜はまだまだ続く。




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ティユウ


きっとティーダって甚平似合うよね


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あきゅろす。
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