境遇

アシェルとシエルは廊下にでた。
「俺の部屋まで用意してくれんのか?」
アシェルはシエルに聞いた。
「うん。アシェルの行動の拠点もここになるんだから。」

2人は廊下をすたすた歩く。

「ここがアシェルの部屋よ。」
シエルはそういってドアを開けた。

前住んでいた部屋よりは小さいが、ある程度家具はあってとても綺麗にしてある。

シエルは部屋のソファに座る。
「アシェルには言わないといけないことがあるんだ。」
少し深刻な顔をしてシエルは言った。
「まずヴァンに能力を使え。なんて言わないでね、彼の能力は命をけずるから。」

「そんな力なのか!?」
アシェルは驚いた。
「ヴァンの力は世界4大能力のひとつ"太陽の力"よ。いつでも願いを叶えてくれる、かわりにリスクを伴う。炎をだすのは簡単だけどね。
だからみんなヴァンを心刀にしたがってる。」

アシェルは下を向いた。
「リスクはヴァンクールにかかるけど主には平気だもんな…」

「それから、ランナに心刀の話をしないこと。」
シエルは指を出していった。
「ヴァンの心刀のマリはランナが助けようと頑張ってる時に死んだから。」
ランナは責任感じてる。

「そしてシャインはあたしの双子の妹。
カストレから逃げる際に銃殺された…」
アシェルはきいていて胸が痛かった。
絶対にふれないでおこう。と思った。

その時、
ビー。ビー。
サイレンがなった。
「アシェル!ブリッジに行くよ。きっと強い人の情報が入ったんだ!」


2人は急いで部屋をでた。

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あきゅろす。
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