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「あー、もうっ。役にたちませんね。」
「ごめん。」
酷く苛立っているらしい副会長の言葉に反射的に謝罪が口をついてでる。
今にもドアを蹴りあげそうな副会長の足は小刻みにリズムを刻んでいて、恐ろしい。
「えーっと、なにか問題でもあった?」
ここまで感情を表に出している副会長をみるのは初めてで、一体どんな問題がおきたのだろうかと思考を巡らす。震える唇を手のひらでおさえた副会長に、こちらも身構えて言葉をまった。
「えぇ、ありましたとも。ありましたよ。」
「一体なにが、」
「太陽がいなくなったのです!」
「.............え。」
太陽がいなくなった?
「えーっと。それは俺を闇から救いだしてくれたあの太陽がー、太陽がなくなったら地球はどうなるんだー、的なやつなの。」
「なに言ってるんですか、あなた。」
「ごめん、ちょっとふざけた。」
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