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と。
「藤間委員長!」
もの凄い勢いで開かれるドア。
入ってきたのは、綺麗な栗色を揺らす副会長。
「あれ、副会長。どうしたの。」
「どうしたの、じゃないですよ!」
つか、つか、つかと。
普段の冷静さをなくして凄い剣幕で近づいてくる副会長に自然と足が後ろを向く。
「藤間委員長はどこなんですか!」
「あー、今冬至は見回りにいってて。」
「見回りってどこに!」
「え、いやそれは。............わからないです。」
それは俺も知りたい。
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