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「みんなも疲れてるだろうし、今日はもう帰っていいよ。冬至もどっかいっちゃったし、いつ帰ってくるかわからないから。」


真面目な後輩たちは、この言葉にも渋い顔を隠さない。


「ほーら、ほーら。帰りなさい。みんな今日はご苦労さま。また明日よろしくね。」

「......はい。」

「お疲れさまです。」


しぶしぶ納得してくれたような彼らがドアを出ていくのを見送って椅子に腰かける。

チョコレートの散らばった机にそのまま近づいて集めたそれをポケットに押し込む。


やっぱり捨てるのはもったいから悠にでもあげよう。彼なら好き嫌いはなさそうだし。


そんなことを考えながら、無人になる部屋の電気を消す。冬至にはあとでメールでもいれておけばいいだろう。
俺もそろそろ昼寝が恋しくなってきた。







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