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「あ、あの。副委員長! こんなことを尋ねるのは失礼かもしれないんですが、な、なにか悩み事でもあるのですか!?」

「え?」


悩みごと。
突如、振られた言葉を頭のなかで繰り返す。


「副委員長、今日はここへ来てからため息ばかりで。それでたぶん、委員長も心配なさっていたんだと思います。」

「ため息......。」


そう言われてみれば、今日はやたらと気分がのらない。いつもなら一時間くらいで片付けられる書類もまだ半分も終わっていないし。

なぜか、てをつける気が起きないのだ。


「はぁ......。」

「ほら、また!」

「わっ!」


顔をぐいぐいと近づけて、前へでてくる彼にたまらず席をたつ。
この子、こんな強気の子だったっけ、と頭の隅で考えながら、驚いたようにこちらを見つめる他3人に目配せをした。




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