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目の前で絞められている彰に、さっきまでのやさぐれた気持ちが収まっていく。

うん、やっぱり持つものは友達だよな。なんだか気持ちがほわんとしてきたぞ。


今日、あいつを視界に入れてから続いていた落ち着かない気持ちが静まっていく。このまま寝ちゃおうかな、とキャッチした枕を机に置いて寝る体勢にはいる。


って、あれ。なんで俺、枕なんてもってるんだっけ。まぁ、いいか。



「ん? どうしたのぉ?」



はっ!
妙な疑問を覚えてから3秒。まぁ、いいやと妥協してから1秒。

はっきりと、だけれどいつもより少し焦ったような見知った声に、反射的に顔をあげてしまう。

これはっ。適度な甘さと、適度な冷たさをもった優しいとはほど遠いけど、なぜか耳が幸せなこの声は。



「菫くん。」



リカちゃーん!?

な、なんだと! まて、まて。いつからだ!
いったい何時からリカちゃんはいたんだっ。
全然きづかなかったぞっ。俺がリカちゃんの存在に気づかないわけないのに!




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あきゅろす。
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