もうちょっとメイクビリーブ
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「と、東郷先輩…」
「なんだよ?」
「涙、拭いてくれるのは有難いんですが……近いです」
ソファが傾くんじゃないか?ってほど先輩は距離を詰めている。そしてズボンの股間あたりが少し盛り上がっているのが、目の端に映った。
「そんなに可愛く泣くお前が悪い」
「可愛くないです……せんぱい、やだ…」
俺の乳首あたりを撫でてくる東郷先輩の手を押しのけようとするけど、言うまでもなく敵わない。どうしよう…
「すげぇ……興奮する。抵抗されるの、久々で」
「あ、やだ……や、めて…」
「懐かしいな、その言葉」
俺をからかってるんだろうか?それとも5年後には抵抗しなくなるんだろうか?
頭のグルグルはやっぱり止まらない。混乱してるうちに、一瞬で東郷先輩に服を脱がされた。
「せんぱい……恥ずかしい」
「すぐ大胆にしてやるよ」
「な、ならないもん…」
精いっぱいの強がりに、東郷先輩は溢れる色気をたたえながら嘲笑う。
「中谷……教えてやるよ。俺がどれだけお前の体を変えてやったか…」
「俺の……からだ?あっ……!」
「敏感になってるだろ?昔より」
東郷先輩の指先が俺のモノに触れる。それだけのことで、頭がおかしくなりそうに感じた。
「あ、だめ、おしり、は…」
もう片方の指先が俺の尻の中に侵入する。
それぞれ違うリズムで動かすから、早くもガマン汁が溢れてきた。
「可愛い……中谷、そうやって俺を煽るんだな」
「あおって……ない……き、もちいい…」
「それが煽ってんだよ。いれてほしいか?」
「……は、い……いれて…」
そんな低い声で囁かれて、落ちない方が無理だ。
俺が流され続けてしまう理由は、こういうところにあるんだろうな…
「中谷……大丈夫か?」
返事したいけど、動悸がおさまらない。
あんな激しいこと初めてした……!
東郷先輩がまるで獣みたいで、俺の体は東郷先輩の思いのまま反応する人形みたいで、俺はもう何度イったのかわからない。
とにかく、疲れた…
「俺がお前のこと嫌になるわけがないって、わかったか?」
「……先輩が、相変わらず頭おかしい変態だって事はわかりました…」
俺の嫌味に反して、東郷先輩は俺の頭を優しく撫でる。この心地よさがずっとこれからも続くと思うと、やっぱりどこか安心した。
「東郷先輩…」
「どうした?」
「ありがと……ございま…」
この心地よさが、5年とは言わず何年先もつづいたらいいな…
と言おうとしたけど、眠気が勝って言葉にはならなかった。
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