スタスト!『幸せな結末』
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「れ、玲……大丈夫?」
射精し終えた性器を抜くと、玲はそのまま布団に崩れ落ちてしまった。
お腹あたりに自分の精液ついてると思うんだけど……いや、俺の布団に玲の精液がつくのはご褒美だからいいんだけど…
「玲?拭いてあげるからコッチ向いて」
「……自分でやる。貸せ」
玲がうつ伏せのまま差し出した手にティッシュを渡す。しばらく待っていると急に視界が暗くなって、脳天がグラグラと揺れた。
「いっ……てええぇぇえ!!」
歴代3位以内に確実に入る至近距離からのマジ蹴りに胸を抑えた。この子ホント、こういう時モラルはどこに行っちゃってるんだろ…
「れ、玲さん……いたい…」
「2度としねぇからな。こんな体勢」
玲はさっきまでのトロンとした表情から一変、いつもの可愛い睨み顔だ。
いやいやそれより、なんで『2度としねぇ』なんだ!?
「気持ちよくなかった?声、たくさん出てたけど…」
「言うなバカ!」
同じ威力で2発目を喰らった俺は、しばらく声も出ずひたすら胸を抑えることしかできなかった。
玲……バックで突かれてあんなによがってたのに!
玲の誰も知らない一面、俺が最初に見つけられてよかった。玲、いつまでも愛してるからね…
「玲、お願い!せめて月1でもいいです!」
「やだよ。あんな犬みてぇな…」
「犬!?犬なんかより可愛かった!」
「そういう話じゃねぇ!!」
「じゃあ後1回だけでいい!その代わり録音…」
「やってもいいけど、殺すぞ」
「死ぬかヤるかってこと?迷うな…」
「なんで迷うんだよ…」
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