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スタスト!『幸せな結末』
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その日の夜。
玲は俺の思惑通り夕飯を美味しそうに食べてくれた。機嫌が良いうちに頼み込んで、どうにか一緒に寝る許しも得た。

けど、あの疑問が消えなくて…
なんだかな…

「玲……大好きだよ」

「はいはい」

玲の服をなんとか脱がせて囁くと、相変わらずの痺れる毒舌。
これも、もっと気持ちよくしてあげられたら違う反応になるんだろうか?
『アレをしてみようか』って事はたくさん思い浮かぶけど、玲の鉄拳が飛んできそうでそれも怖い。
そうだ。思い返せば『少し違う事』をしようとすると玲は怒って寝ちゃうから、いろいろ試せなかったんだ…

玲が感じてくれて、且つ怒らないレベルの事ってなんだ?ボーダーライン難しすぎるだろ……!!

「れ、玲……あのね」

「なんだよ?」

「今日は、後ろからいれてもいい?」

俺が出した解答に、玲はマルなのかバツなのかよくわからない表情をした。

「……急になんだよ?気持ちわりぃ」

「そうだよね…」

玲はこの通り男気ある性格だから、騎乗位で自分が上になりたがる。
俺は俺で玲の顔が大好きだから(まぁ全部好きなんだけど)正常位で突きたがる。
そうやって結局、割とメジャーなバックにはならないまま過ごしてたんだよな…

「たまにはどうかな?って思って」

「……やり方がわかんねぇ」

「ね、寝そべってくれたら俺がするから!」

可愛いいいぃぃぃいっ……!
玲は渋々といった様子でうつ伏せになる。その綺麗な背中は思わず指で触れずにいられない程だった。

「……あ…」

……玲?
背中が気持ちいいのかな?と思って舌を這わせてみる。すると次はハッキリ「あぁっ…」と声が聞こえた。

「玲、感じてる?」

玲は何も答えてくれない。そういうの、良い方に期待しちゃう性格なんだけど……玲もわかってるよね!と1人納得して、背筋を舌でなぞりながらお尻を撫で回す。指をいれると次第に玲の腰がピクンと上がってきた。

後ろから触られるの、好きなのかな……?

そのまま腰を持ち上げて玲を四つん這いにさせる。硬くなった性器を握ると、玲は世界一可愛い声で俺の名前を呼んだ。

「玲……ちょっと待ってホント……可愛すぎる…」

「な、んだよ……それ…」

あんなに『玲の声が聞きたい』って思ってたのに、ダメだ。
可愛くて、愛おしくて、心臓止まりそう。もうちょっと可愛さ抑えてくれたらいいのに!俺の天使…

「玲……いれてもいい?」

「……好きに、しろよ…」

いや待ってホントいれたらスグイっちゃうかもしれないけど今更どうもできないしそういう返事もカッコよすぎてもう…

「玲、だいすきっ…」

「あ、ああぁっ!!」

玲の中はいつも気持ちいいのに、今日はより締まってて気持ちよすぎる。後ろからされるのが好きって、なんで今まで知らずにいたんだろ…

「玲、このまま奥までいれて大丈夫?」

「や、待て……それ、されたら…」

「ゆっくりするから……息、吐いて」

玲は言われた通り大きく息を吐く。それにつれて少しずつ力が抜けていくのがわかった。
イかないように神経を集中させながら奥まで挿入を終えると、玲がゆっくり口を開いた。

「入ったのか……?」

「入ったよ……気持ちいい?」

玲はやっぱりまたシカトした。
まぁ、答えはわかってるからいいか…

「玲っ……たくさん後ろから突くからね…」

「やっ……あ、あぁっ!」

玲の腰を両手で持つと、思い切り腰を打ち付けた。

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