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隣の芝生は青いンデスペシャル
★★★★
---Kagura side---

「高階!チカちゃんの彼氏どんな人か見て帰ろうよ!」

「あー、そうだな」

チカちゃんの家を出て、俺と高階は近くの電柱の影に隠れた。すると5分くらいで、チカちゃんの彼氏らしき人の姿が見えた。

「うきゃーあの人か……な!?」

「どうした?神楽」

「俺、あの人知ってるー!」

一昨日、コンビニの場所教えてくれた人だ!
チカちゃんの彼氏ってあの人だったんだ…

「ね、かっこいいでしょ?」

「……まぁな。でも女は逆にああいうタイプ敬遠するんじゃねぇ?」

「高階、負け惜しみ言ってるの?」

「うるせぇな」

確かにあれは怖くて強そうだもんなぁ。
でもあんなにかっこいい人から嫉妬されるなんてある意味幸せかもしれない。
って高階に言ったら笑い飛ばされた。

「神楽は嫉妬してほしいんだ?」

「うーん……だって高階全然してくれないじゃんっ。俺が誰かのこと『かっこいい』って言っても無反応だし、俺より自分のこと好きだし…」

「俺、嫉妬しないなんて言ってねぇよ?」

「……えー?」

「じゃあしてるの?」って聞いたのに高階は答えてくれなかった。
教えてくれてもいいのに…

「神楽、帰るぞ」

「……はーいっ」

まぁいいか。
高階の言葉に振り回されるのは、今に始まったことじゃないし。

「でも高階って友達想いだよね!俺なんで高階って友達多いのか不思議だったよー」

「お前言うようになったよなぁ」

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あきゅろす。
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