神様の言う通り!
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「俺、成井のこと好きだったんだよね。だから好きになってもらうきっかけが欲しくて、コイツに襲ってもらうよう頼んだんだ」
「つまり、有内が助けに来るのは筋書きで決まってたってこと!」
二人の説明が頭にすんなり入ってこなかった。
二人が友達?有内くんが頼んだ?
じゃああの時声をかけられた時から計画だったの……?
「なぁ有内、報酬払わなくていいからさ。もうここで3人でヤろうぜ」
「はぁ!?なに言ってんだよ。成井は俺の…」
「どうせバレたんだからもう諦めろよ?ほら、俺はちょっと触るだけだって」
「……ごめん、成井」
わけのわからない二人の会話が勝手に進んだかと思うと、俺は眉ピアスさんに思いきり腕を掴まれた。
「い、痛いっ…」
「あ、悪い悪い……優しくするから。キスくらい良いよな?」
眉ピアスさんは俺の腕を掴んだままもう片方の手で俺の顎を持ち上げると、強引に唇を重ねてきた。
「んっ……んんーっ!」
イヤなのに、ムリヤリ舌が入ってくる。気持ち悪い!
すると後ろから別の手がシャツの中に入ってきて、乳首を弄り始めた。
「成井……ごめんな」
「んっ……は、有内くんっ……?やだぁっ…」
「声可愛いな……前は俺が触ってやるよ」
また眉ピアスさんに唇を塞がれて、手が解放されたと思ったら服の上から股間を掴まれる。
そのまま強く何度も揉まれた。
「んーっ!んんっ…」
「はぁっ……やべー可愛い。有内、いれるだろ?」
眉ピアスさんが離れた隙に、俺は有吉くんの腕を掴んだ。
俺には高階がいるのに、こんなの絶対イヤだ!
「あ、あり……うちくんっ!」
涙目で振り返ると、有内くんの力が一瞬怯んだ。
「ひ……ヒドいよ!」
「な、成井…」
有内くんがゆっくり手を離す。
眉ピアスさんが「ここまで来て中止はねぇだろ?」と言って俺の肩を掴もうとしたけど、有内くんが引き留めてくれた。
「もうやめてくれ……金は払うから!」
「有内…」
有吉くんが俺を見て言った。
「ごめん、成井…」
「……ヒドいよ…」
眉ピアスさんが怖かったから急いでトイレから駆け出した。
そのまま高階の家に向かって走る。
ヒドい。友達に裏切られた。
あれが有内くんの計画だったなんて。
それに、さっき友達と二人で俺のこと…
「……高階」
「神楽?」
高階の家に着いた時、とうとう涙が溢れて、高階はこれでもかってくらい驚いた表情で俺を迎えた。
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