神様の言う通り!
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「あっ……はぁっ…」
「やればできるな?神楽……声も女みたいで可愛い」
もう何がなんだかわからない…
麻痺したのかなんなのか痛みは消えてしまった。時々高階が腰を振りながらぎゅって抱きしめてくれるのが心地いい。
真っ暗な部屋の中で唯一安心できるのは高階の体温だけだ。高階の言ってた“作戦”ってこのことだったのかな…
「た、かしなぁっ……良いっ…」
「……俺も、すげぇ気持ちいいよ」
そう言って高階は一瞬だけキスをしてくれた。
あぁーこれは女の子が高階にハマるのもわかるなぁ…
いつもあんなチャラいくせに、高階のキスはビックリするくらい温かい。
「あっ……ダメ、もう、イきそ…」
「……俺も、イくかも」
そう言って高階が俺のモノをしごいてくれた。ガクンと力が抜けて、精液が出る。
数秒後、高階の動きが止まった。
あ、中でピクピクしてる。高階も射精したんだ…
「……神楽…」
見上げると色気に満ちた高階の顔。
「ん……なぁに……?」
「悪いけど、お前スカートに自分の精液ついたぞ」
……えぇっ!?
「高階のバカーみょーちくりんー!!」
「なんだよその言葉のチョイス」
だって、新品のスカートだったのに…
もう一生着れない!!
電気を点けてもらって起き上がると、確かにスカートの裾に自分のアレがついていた。
「もうー高階のせいだからね?」
「はぁ?イったのはお前自身だろ?」
「そうだけど…」
だって、気持ちよかったんだもん。
他の人と比べられないからわかんないけど、やっぱ高階エッチ上手いんだな…
「……高階って浮気性だけ直せば完璧なのにね」
スカートを一生懸命拭きながら呟くと、高階は呆れたように「余計なお世話だ」と返した。
「お前も彼女ができたらわかるよ。浮気する男の気持ちが」
「俺はわかんなくていいよー。好きになる人は一人で充分だもんっ」
高階は子供をバカにするみたいに鼻で笑った。俺は本当に、そう思うんだけど…
「じゃあ俺、帰るからねっ」
仕方なくスカートを履き直して、帰ることにした。のんびりしてたから日付変わっちゃうし…
「送ってってやろうか?お嬢さん」
「いいよーだ。女の子じゃないもん」
「あっそ」
ベッドに寝転んだままの高階に手を振って、高階の家を後にした。お父さんお母さんまだ帰ってこないなんて、なんか特別な職業なのかな…
なんて考えながら駅までの道を歩いていると、コンビニが目に止まった。
なんか買ってから帰ろうかな…
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