神様の言う通り!
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「ほら、神楽」
「いや……榊様ちょっと…」
「今さら“様”付けてもおせぇよ」
高階が可笑しそうに笑う。
嫌な予感は見事に的中して、高階は前と同じく急に下着を脱いで「舐めろ」とか言ってきた。
「高階、やっぱこういうのは彼女に悪いよ…」
「ご主人様に口応えすんな」
高階は全裸でベッドに腰かけてる。俺はその前に座ってる状態だ。
「早くしろよ?写真と北川のこと諸々バラすぞ」
「えぇっ」
この鬼畜……北川のこと相談するんじゃなかった。
仕方なく高階のモノに近付く。まだ何の反応もしてない状態だけど、俺が先の方をくわえるとピクリと小さく動いた。
「神楽……もっと奥までくわえらんねぇの?」
「うー?」
嫌々自分の限界までくわえこんでみた。顎が痛い。
「よくできたな……お前、フェラしてる時の顔が一番かわいい」
……どうしよう、嬉しい。
そんなこと言われたら頑張りたくなっちゃうよー!
「んっ…」
前後に動かして高階のモノを出し入れすると、高階が俺の頭を優しく撫でた。
「なんだよ神楽……可愛いって言われたの嬉しかったのか?」
「……うん…」
「俺がイったらもう一回言ってやるよ」
なんでだろう。高階に「かわいい」って言われると一番嬉しい。
高階って絶対魔法使いだよなぁ…
「ここ、もっと丁寧に舐めてみろよ」
「んっ…」
こうやって指示を出されて、その通りにすると高階のモノがどんどん大きくなっていくから面白い。
「ん……神楽、気持ちいい…」
高階が、急に俺の頭を引き離した。
「たかしな……?」
「なんだよ、もっと舐めたいのか?」
悔しいけど頷いてしまった。
ニヤリと笑った高階がまた俺の頭を引き寄せて自分のモノをくわえさせる。
「神楽…」
「ん……?」
また舐めていると高階が俺の頭を掴んだ。「なんだろう?」って思ったら、口の中にまさかの衝撃が走った。
何コレ……なんだコレ!?
精液が口の中にあるんだってやっと理解した頃に、高階が手を離してくれた。
俺は急いで口を離す。
「んーんんんー!?」
「なんつってんのか知らねぇけど洗面所なら一階にあるから」
高階の言ってることを数秒かけて理解すると、階段を掛け降りた。
洗面台に口の中の液体を吐き出すと、やっぱりどう見ても精液だった。
高階さん一体何をしてくれたんでしょうか…
「言っとくけど」
「高階!?」
振り返るといつの間に高階が立っていた。あ、下着きてる。
「お前が『もっと舐めたい』って言ったから中に出してやったんだからな」
「……そう言われると…」
でもそれとこれとは話が別なんじゃないかなぁ。だいたい俺から言ったわけじゃ…
「神楽」
「何?高階」
「可愛かったよ。よくやったな」
「……高階って、ズルい…」
この魔法使いめ!!
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