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神様の言う通り!
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とりあえず、高階の舌がすっごく柔らかくてビックリした。
前回は突然すぎて頭が真っ白だったけど、改めてしてみると高階のキスって気持ち良いんだなぁ…

って、なに考えてんだ俺はー!?

「んっ……んーっ!!」

声を出して高階に反抗すると、やっと唇を離してくれた。

「い……嫌だってばー!!」
せいいっぱい叫んだのに高階に鼻で笑われた。

「素直じゃねぇな?昨日はあんな良い顔して俺のチンコ舐めてたくせに」

「い、良い顔なんてしてないもんっ」

「してたって……もう一回確かめるか?」

「嫌だー!!」

高階って意地悪すぎる……特に『人の嫌がることが好き』ってあたりが!!

「……ねぇ、高階…」

「榊様と呼べ」

「人の嫌がることが好きだから、俺にキスするの?」

「……それだけじゃねぇよ?お前、女装したら結構可愛いし」

「えっ…」

『可愛い』なんて……照れるー!!
今までハル兄ちゃんにしか見せたことなかったから自信なかったけど、高階に『可愛い』って言ってもらった!!
これはかなり嬉しいかも…

「お前、何照れてんだよ?」

「てっ、てて、照れてないよー」

えへへ、ニヤニヤしちゃうなぁー。

「……あ」

高階の携帯電話が鳴った。
「うちに来いよ」とか言ってるから、彼女さんかなぁー?

「神楽、今から彼女来るけど……どうする?」

「どうするって?」

「俺は二人でも三人でも相手できるけど」

……タカシナ語だ。
けどきっと良くないことを言ってるだろうから、帰ることにした。

「今日昼休みにキスしてた人とは別の人だよね?」

「当たり前だろ」

当たり前?どこが当たり前なんでしょう。まぁ今の彼女は大学生のハズだしな…

「……高階は、なんでそんなに浮気ばっかりするの?」

ふと思い付いた疑問を口にすると、高階は「悪いか?」と言ってきた。
そりゃ悪いだろー。

「だって、かわいそうじゃん」

「……女だって、陰でコソコソ悪いことやってんだぜ?神楽にはわかんねぇかもしんねぇけど」

高階は冗談っぽい口調で言ったけど、いやに説得力がこもってたから「そうなんだ」って言うしかなかった。

「それより神楽、次からうち来る時は女装して来いよ」

「……もう来ないもん」

たぶんね。

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