ろく。
玲の唇って、世界で一番ふにふにしてる。
マジで気持ちいい。俺、キスだけでイけそう…
玲の唇を舐めながら、口内に侵入していく。玲はピクンと動いたけど、大きな抵抗はされなかった。
しばらくの間、俺は今まで培ってきたテクニックを全て駆使して、玲の口内を楽しんだ。
それにしても……気持ち良すぎる!
「……玲……俺もう、ヤバい…」
「あ?」
「ちょっとだけ……触っても、いい?」
玲は戸惑ったまま俺の目を見つめて何も言わない。
やっぱ可愛い…
そんな可愛い目で見つめられたら、我慢できないー!!
「ばっ……湊!!」
少し硬くなってる玲のモノをさすりながら、また唇を近づけた。
玲の吐息が何か言おうとしてる。
でも、もうやめらんないし…
空いてる片手は素早く服の中に滑り込ませて、玲の乳首をもてあそぶ。
玲の体が少しビクついてるけど……そんなところも可愛いー!!
「んっ……んんっ…」
玲、可愛い…
大好き。玲の体、全部俺のものにしたい…
「……だああぁぁぁっ!!」
「いっ……てええぇぇぇっ!!」
一瞬何が起きたのかわからなかった。
俺は今、玲とラブラブなチューをしていたような…
クラクラする頭を押さえながら玲の方を見る。玲の手にはさっきの辞書。
玲たん……人を辞書で殴ったら死ぬおそれもあるんだよ!!
「れ…」
「今日はここまで!!死ね!!つーかキスだけっつったろ!!」
玲たんはだいぶおかんむりみたいだ。
結構感じてたクセに……いや『クセに』とか言っちゃダメだよね。
「ご、ごめんなさい…」
「罰として一生俺の視界に入るな」
「えー!?」
いろんな意味でムリ!!
「何してんだよとっとと出てけクズ!!」
玲が俺を思いきり突き飛ばす。
結果的にキスはできたけど、こんなんじゃ当分キス以上のことなんか…
「玲さん……俺はこの下半身をどうしたらいいんですか?」
玲は見下した態度で俺を見上げた。
「オナニーでもして寝ろ」
……絶対恋人に言う言葉じゃない…
でもキスできたし、ちょっと触れたし、当分オカズには困んないかも。
一歩前進ってことで、前向きにとらえるかぁ…
「おやすみっ玲たん!!」
「その呼び方を許した覚えはねぇ!!」
「えー恋人同士はアダ名で呼びあうべきじゃない!?」
「お前はなんて呼んでほしいんだよ?」
「“みなと”だから……ダーリン」
「名前関係ねぇじゃねぇか…」
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