NoVeL
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私達は、小学校からの幼なじみだった。
とはいっても、別に特別家が近いわけでもない。
ただ、親同士が仲良くなって、
それから私達の交流は始まった。
龍は小学校5年の時に転校してきた。
彼はいわゆる人気者で、皆から慕われ、好かれてきた。
それも別に龍がフレンドリーだからというわけじゃなく、
っていうかむしろ無愛想なのに皆が好くのは・・・
カッコイイから。
それが一番の理由。
その中でも私は別に龍を特別にかっこいいとかは思ってなくて、
ただ遠くからそんな状況を眺めてる、
そんな程度だった。
それが席が近くなったことでなぜか龍が私には心を打ち明けてくれるようになって、
そしてなぜか親同士が仲良くなってて、
なんとも自然な流れでお互いを幼馴染と呼べる存在になっていった。
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