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NoVeL
Bitter' Chocholate'

ジリリリリッ!!!

「ぅわぁっ!!」

自分でかけておいた目覚まし時計に驚いて飛び起きる。

寝起きの悪い私は、絶対にめざましをかけないと寝坊してしまう確率、大。

・・・でも、失敗。

もうすでに起きる時間を過ぎている。

「やばっまた寝坊しちゃった!!」

やっと覚醒した私。

まだ少し新しみのある制服に腕を通して鏡を覗きこんだ。

「・・・よしっ。」

今日も自分に気合を入れてから家を出る。

「行ってきまーすっ」

誰もいない家に向かって声を出してから走り出した。

なんとか予定通りの時間帯まで追い上げてだんだんと足取りをゆっくりにする。

あー、それにしても眠い・・・。
昨日ちょっと夜更かししすぎたかな??
朝からの頭痛を抑えながらトボトボと駅に向かって歩いていく。

「ふぁ〜・・・」

こらえきれずに大きなあくび。

「でっけーあくびだな?」

「?!」

思わず顎がつりそうになってもっと恥ずかしい思いで振り返る。

「龍っ!」

後ろで呆れ顔で私を見ているのは小学校からの幼馴染、江藤 龍。



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