悲しみツインズ(完)
琉樹の過去
玖蓮邸前
綺月『いつみても……でかっ』
海月『綺月、少し静かに』
綺月『はぁい』
トントン
月菜『失礼しまぁす』
晴樹『つ、月菜…に…お前たちも…』
月菜『晴樹さん、どういうことかしら?琉南に婚約者がいるなんて聞いてませんよ?』
晴樹『琉南はいずれ玖蓮を継がなければならない。それにあったやつと結婚するのは当たり前だろう』
遥斗『晴樹…変わったな…
琉樹がいなくなったから?』
晴樹『琉樹のことは口にするな!!』
晴樹は怒鳴った
月菜『遥斗さん…子供たちが…』
遥斗『もういいだろう。この子たちも勘づいてきてるんだ。』
月菜『…そう。わかったわ』
晴樹『月菜!』
月菜『私はもう覚悟はできた。あとは晴樹さんだけよ?』
晴樹『………わかった。月菜話してやれ』
月菜『えぇ、みんな聞いて…………琉樹は…玖蓮琉樹は生きているわ』
悠『やっぱりそうだったんだ………琉樹は!琉樹は今どこにいるんですか!!』
月菜『わからない。10年前琉樹は…誘拐されたから』
悠たちは目を見開いた
月菜『身代金目当てではなかったわ。多分琉樹の容姿でしょうね………それからずっと琉樹を探したわ…けど見つからなかったの』
悠『なんで…琉樹は…死んだことに…』
月菜『その方がいいと私と晴樹さんで決めたの…』
琉南『父様と母様は間違ってる!!2人とも死をわかってない!!』
月菜『そうね…ごめんなさい』
悠華『はい、なっちゃんの話しは終わり!!』
遥斗『晴樹、婚約者のこと…『断る』そうか…』
綺月『琉南よかったね!』
琉南『うん♪』
晴樹『お前の…琉南の好きにしなさい』
琉南『ありがとう父様(笑顔』
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