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東方時空録
『第一録…ここから始まる極寒の異変』
 雪がシトシトと降る寒い寒い日の午後の話。
 外の風景はすっかりと雪化粧を施し、辺り一面は見事な銀世界へと姿を変えていた。今も尚、雪は絶え間なく降り積もっている。この雪は一晩で積もったのだ。今年の冬は何処かが可笑しかった……まるで、春雪異変(東方妖々夢)の時の如く――
 気温は昨日に比べて一気に下がり、室内でも厚着をしないと耐えがたい寒さになっていた。暖房はほぼ無意味に等しいが、無いよりはマシだろう。
 紅魔館の皆は、マフラーを着けたり、厚着をしたりと各々工夫して暖をとっている。秋葉はマフラー+厚着+湯たんぽの組み合わせ。永遠亭での体験のせいか、寒さに弱くなってしまった様だ。
 レミリアの部屋も多少なりとも寒いのだが、どの部屋よりも暖かかった。暖房の設備が良いのだろう。厚着やマフラーは必要ないくらいに。


「……今日貴女達を呼んだのは頼みたい事があるからよ」


「「はい」」


 秋葉が無事に退院出来た事を祝った次の日の午後。秋葉と咲夜は、レミリアの居る部屋へと呼び出された。


「秋葉。まず先に聞くけれど、永遠亭で何かされなかった?」


「治療をされました」


「……聞き方を間違えたようね。えっと、変な事されなかったかしら? 例えば……噛まれたりとか、血を飲まされたりとか」


「? いえ、何もされてないですよ」


「そう……」


「何かあったんですか?」


 怪訝に思った秋葉は、首を傾げながらレミリアに問い掛けた。隣に居た咲夜も同様に怪訝とした表情を作っている。暫く無言を貫いていたレミリアだったが、漸くその堅く閉ざした口を開いた。


「秋葉……貴女“半吸血鬼化”してるのよ」


「……え?」


「恐らく、永遠亭で何かされたんでしょうね」


「ちょ、いや……な、何かの間違いじゃ――」


「吸血鬼の私が“なり損ない”を見間違えるとでも?」


「う……」


 レミリアの発言に言葉を失う秋葉。吸血鬼である彼女が言うのだから、疑う余地が全くない。秋葉自身、レミリアにそう言われても、本当に半吸血鬼化してるか、俄に信じがたい事だと思う。
 呆然と自分の掌を見つめる秋葉。手を握ったり、体を触ったりして確認しようとするが、そんな事では分かる筈がない。
 静寂に包まれる室内。聞こえるのは服と服が擦れ合う音と、燃える薪がパチッと爆ぜる物音だけだ。


「……お嬢様、つまり私達を呼んだ理由は……」


 この静寂を裂き、最初に口を開いたのは咲夜だった。レミリアは途中までしか紡がれてない言葉を読み取り、コクッと一度だけ頷く。わざわざ運命を読み取らなくとも、この場の雰囲気からして察するのは容易い事だ。


「えぇ、そうよ……調べてきて欲しいの。秋葉が何故こうなったかを、ね」


「……畏まりました」


「勿論貴女もよ、秋葉。真実を自分の目で、耳で、確かめてきなさい」


「……はい」


 百聞は一見に如かず――何度も同じ事を聞くよりは、一度実際に見た方がよく分かるものだ。その為に、レミリアは秋葉を咲夜に同行させた。
 さほど時間は掛からないと言う事で、出発はすぐだった。「夕食までには帰って来ます」と言い残し、咲夜達はその場を後にする。
 二人の後ろ姿が見えなくなった途端、レミリアは苦虫を噛み潰した様な表情を作った。眉間に軽く皺を寄せ、舌打ちをする。


「……あの宇宙人が安易に吸血鬼化させたとは思えない。全く、黒幕は誰かしら?」


 外の景色を眺め、一人そう皮肉っぽく呟く。“黒幕は誰か”――レミリアはそう言っているが、粗方見当はついていた。しかし、目を付けた者が黒幕だと断定するには、情報が少なすぎる。が、不足分は秋葉達が補ってくれるだろう。その為に永遠亭に向かわせたのだから……





ー ー ー ー ー ー





 どれぐらい歩いただろうか……積雪は紅魔館を出た時より更に増え、徒歩での移動が厳しくなってきた。そろそろ何かしらの対策を考える必要がある。このまま歩いていくか、飛んでいくか、スキマを使うか……
 二人の間には差ほど会話はなく、黙々と雪道を歩いていた。一言も会話はない。本当に無言のまま移動している。が、竹林に入るか入らないかのところで、秋葉が掠れる程度の声で話を持ち出した。


「……ねぇ、咲夜」


「何?」


 俯いている秋葉は、すぐにその口を開こうとしなかった。これから話す事を、躊躇っているかのように――


「咲夜は……私の事、どう思う?」


「え?」


 秋葉の問いの意味が、咲夜には今一理解出来なかった。しかし、今更そんな事を聞くのには、何かしらの理由がある筈だ。それがどんな理由なのかを、咲夜なりに考え、導き出そうとする。今回は簡単な方だろう。
 暫し無言を貫いた咲夜だったが、秋葉が言った“どう思う”を自分なりに解釈して、徐に口を開いた。


「そうね……私は別にどうも思わないわ。貴女がどんな意味で言ったかは知らないけど、深く考える必要はないと思う」


「……でも」


「フフ、安心しなさい。これから先も、貴女は貴女のままよ。例え……人間じゃなくなってもね」


「……うん」


 咲夜の言葉に、小さく頷く秋葉の顔は、今にも泣きそうだった。目頭が熱くなる。涙を堪えるので精一杯で、歩みは自ずと止まった。
 吃逆の混じった泣き声が聞こえる……。何も言わずに、秋葉を抱き締める咲夜。優しくもあり、安堵出来る温もりが、秋葉へと伝わっていった。



……



………



…………



〜数分後〜




 咲夜の胸の中で泣いた秋葉は、先程までは落ち込んでいたようだが、今は笑みが零れる程に落ち着きを取り戻した様だ。


「落ち着いた?」


「うん、ありがとう咲夜」


「……フフ、やっぱり秋葉は笑顔が似合うわね」


「そ、そんな事ないよ」


 嗚呼、妬ましい。by地霊殿二面ボス
 百合(笑)
 さて、一度は歩を止めた二人だが、現在は順調に永遠亭へと近付いている。この積雪がなければ、とっくに着いている筈だ。
 咲夜は飛べる(原理不明)が秋葉は飛べない。この差が移動を遅らせる決定的な原因の一つである。咲夜は差程気にはしてないが、秋葉は気にしていた。『自分が咲夜の足を引っ張っている』『自分はただのお荷物なのでは?』と……。だから、あんな言動をしたのかもしれない。


「――足枷、か」


「ん? 何か言った?」


「ううん、何も言ってないよ」


「……そう。さ、遅れを取り戻すわよ」


(うん、何時までも落ち込んでなんかいられないよ)
「……了解! ――連符『風神剣舞・一閃』!」


 元気良く返事を返した秋葉は、侍の如く腰に掛けておいた氷影を抜刀し、高々にスペルカードを宣言した。
 振り下ろした氷影からは、一直線に飛ぶかまいたちが生み出される。かまいたちが通った跡は、雪が降り積もった大地に、一本の道を作り上げていた。
 鞘に氷影を仕舞い、誇らしげに頷く。


「便利なスペカね」


「だよね〜。今思い付いて作った」


「即席!?」


「原理的には“蓮華”と同じだから――って言っても咲夜には見せてないから分からないか。さ、遅れを取り戻すぞー!」


 ドンッと小規模にだが地面が爆ぜる音と共に、秋葉は一瞬の内にその場から居なくなっていた。びっくりした咲夜だったが、瞬時に前方を見る。遙か彼方にかなりの速さで走る秋葉を確認出来た。


「ちょ、ちょっと! 置いていかないでよ!」


 咲夜は走っては追い付けない事を瞬時に悟り、飛んで秋葉の後を追う。「まだだ……まだ速さが足りない!」と叫ぶ秋葉の後を……





ー ー ー ー ー ー





 永遠亭――竹林の奥深くに、ひっそりと建てられた屋敷。庭も屋敷も広さは申し分なくある。が、住んでる人数は大していない。月の民が三人、長く生き妖怪となった兎が一匹。他には数十羽の兎達だけである。
 先程此処へ辿り着いた秋葉達は、すぐに永琳と出会う事が出来た。丁度外へ出ようとしているところだった。何をしに出ようとしてたのかは分からないが。
 秋葉達を見た永琳は、一度目を丸く見開いたが、すぐに状況を把握し、見開いていた目を据えた。
 一度は秋葉の命を救ってくれた者だが、今は疑わしき者に……。別に争いに来た訳ではない。何故吸血鬼化したかの原因をきっちりと話してもらう為に――


「……永琳、あの――」


「いらっしゃい秋葉、それと咲夜も。まぁ、貴女達の用件が何なのかは粗方想像がつくわ。……吸血鬼化に就いて、でしょ?」


「えぇ。では、早急に話していただけますか?」


「そんなに焦らなくても、私は逃げないわよ。立ち話もなんだから、まずは私の部屋に行きましょう」


「そう、ですね。では、上がらせて頂きますわ」


「お邪魔しまーす」


 永琳の部屋に向かう道中、誰にも会わなかったが、誰かに見られてる感じはした。おそらく何処かに隠れてこちらを見ているんだと思う。耳を澄ませば、どんな会話をしているのも分かる。昔の秋葉なら聞き取る事が出来なかった話し声を……
 どうやら肉体の変化は身体の能力のみならず、五感の能力までも高めていた様だ。以前よりも更に鋭く、正確な物へと。五感の能力向上は、不便な時もあれば便利な時もある。要は受け止め方次第なのだ。
 コソコソと隠れて居た者達は、どうやら着いて来てはいないらしい。足音は確認出来る範囲内で、秋葉達三人のものだけ。予め釘を打たれていたのか、はたまた自主的に尾行する事を断念したのか……


「着いたわ。椅子は今用意するから、入って待ってて頂戴」


「「了解(です)」」


 隣の部屋へ行き、椅子を二つ持ってくる。ものの数秒も掛からない事だが、椅子を重ねる→持つ→運ぶ→並べると言った動作は、一人で行うと案外手間が掛かる。要は面倒臭い。隣の部屋から持ってきた椅子を並べた永琳は、自分が座る椅子を移動させ先に座った。秋葉達も用意された背凭れのない椅子に座る。


「さて、何処から話しましょうか? 先に聞いておきたい事はある?」


「それじゃあ、秋葉を吸血鬼化させた理由が先に知りたいですね」


「……輸血用の血が吸血鬼のものだったらしいの。あの時は急を要する事態だったから、やむを得ずその血を使ったわ。意図的に使おうとは思ってなかった」


「そうだったんですか」


「ねぇ永琳、輸血提供者は誰だったの?」


 秋葉の質問には眉を顰める永琳。この質問は想定の範囲内だったが、直前で教えて良い事か悩んでしまった。一度目を瞑り、再び目を開けた永琳に迷いは微塵も感じられなかった。此処でこの質問に答えねば、要らぬ誤解を生むかもしれないからな。


「“八雲 紫”って言う妖怪よ。秋葉は知らないだろうけど、咲夜なら知ってるわよね」


「はい。何度かあった事はありますから」


「その紫……さんは今何処に居るか分かる?」


「……紫は神出鬼没よ。何時何処に現れるか分かりはしないわ」


 そう首を振る永琳の表情は、見事なまでの呆れ顔だった。秋葉は八雲 紫と言う人物を知らないが、何となくだがどの様な人物かは掴めた。余程周りに呆れられる事をしているんだろうと。
 その後は大した情報は得られなかった。血液の入手先、紫の目的など……肝心な情報がぽっかりと抜けている。これではまだ情報不足だ。


「貴女達の知りたい事にあまり答えられなくてごめんなさいね」


「いえ、意図的に吸血鬼化させた訳じゃないって分かっただけで十分ですよ」


「後は八雲 紫さんって妖怪を探して聞けば良いだけだし」


「もう一度と言うけれど、紫は神出鬼没よ?」


「大丈夫、何とかなるよ」


 当然根拠はない。……ないのだが、何故か秋葉には自信がある様に見えた。何処からそんな自信が湧いてくるのやら。
 話も終わりに近付いてきた頃、廊下を走る音が聞こえてきた。どうやらこちらに向かってきている。秋葉達はその音に気付き、ドアの方へと体を向けた。
 バンッと勢い良く開くドア。そこには息を切らした優曇華が居た。様子からしてただ事ではない事は安易に想像出来る。息を整える暇もなく、優曇華は声を振り絞った。


「はぁ、はぁ……師匠! 急患です!!」


「! 分かったわ、優曇華は先に行ってて頂戴。貴女達は患者が来るまで此処で待ってなさい。来たら部屋の外に」


 永琳はそう言うと、すぐさま優曇華の後を追っていった。秋葉達の返事も碌に聞かずに。
 秋葉達はすぐに動ける様に、早めに椅子を片付けて壁際で待機する事に決めた。来てから移動したのでは、邪魔になり兼ねないからな。ましてや急患だ、その事で命に関わるかもしれない。
 待っている間、会話は一つもなかった。それもそうだろう。今から急患が来ると言う状況下で、気軽に会話出来る筈がない。
 患者は数分と掛からずに運び込まれ、専用の台の上に寝かせられる。それを合図とし、永琳が退室するように指示を出す。秋葉は退室する間際に、運び込まれた患者を見た。


「ま、魔理沙……」


 そう運ばれて来た患者とは、全身が血だらけで、服はズタズタに引き裂かれていた“霧雨 魔理沙”だった――





ー ー ー ー ー ー





 退室した後は居間の方へと案内された。別に待たなくとも帰る事は出来たのだが、魔理沙が無事かどうかを聞く為に残る事を秋葉提案したのだ。咲夜はそれに付き合う形でこの場に止まっている。


「咲夜まで付き合わせてごめんね」


「……別に謝る事じゃないわ、私は自分の意志で此処に止まる事にしたんだもの。それにこれでも一応は知り合いだからよ」


「本泥棒だとしても?」


「あ〜、今なら仕留めるチャンスね」


「……へ? ちょ、ま――」


「フフ、冗談よ冗談。そんなことしたら後が怖いわ」
(最悪、パチュリー様に焼き殺されそうだし)


 慌てふためく秋葉を見てクスクスと笑う。笑われた秋葉は頬を軽く膨らませ、ムスッとした表情を作り出した。


「そう言えば、魔理沙を運んで来たのは誰かしら? あの様子じゃ自力で来たとは考えられないわ」


「……そだね。優曇華なら知ってそうだけど、今は手が放せない状況だからなぁ」


「――知りたい?」


「「!」」


 声は背後から聞こえてきた。秋葉達はすぐさま振り向いたが、そこには誰も居ない……。声が聞こえた時、確かに誰かがそこに居る気配はあった。


(何で? 振り向くまで確かに気配はあったのに……)


「お二人さん、こっちだよ」


 今度は振り向くまで見ていた方――まぁ、背後から聞こえてきた。気配もそこに誰かが確実に居ると思える程にしっかりと感じる。振り向くとそこには声の主である“てゐ”が居た。嘲笑うかの様な表情をしてる為、さしずめ新手の悪戯だろ。どの様な手を使ったかは分からないが。


「もう、悪戯は優曇華だけにしてってあれ程……」


「ごめんごめん」


「別に怒ってないけどさ」


「てゐ、貴女はさっき魔理沙を連れてきた人を知ってる様な素振りをしたわよね?」


「したね。教えて欲しいの?」


「えぇ、差し障りがなければだけど」


 あくまでも秋葉側は教えてもらう立場。態度は弁えなければならない。……大した情報ではないのだが、聞いておいて損はないだろう。


「良いよ、特別に教えてあげる。魔理沙を連れてきたのは“アリス”だよ」


「へぇ、あの人形師がねぇ。此処に来るまで誰も見かけなかったけど、アリスは今何処に居るか分かる?」


「さぁ? 帰ったんじゃない?」


「そう」
(アリスが魔理沙を置いて帰った? 彼女なら目が覚めるまで側に居そうなんだけれど……)


 目の前で家族、または友達が苦しんでいると言うのに、のうのうと帰れる者はいるだろうか? 答えは否だと思うが、安易に肯定は出来ない。何かしらの事情があって、側に居てあげられないと言う事も考えられる。もしくはーーいや、これ以上は考えないでおこう。考え方、感じ方は人それぞれなのだから……。


「……ねぇ咲夜、アリスって誰?」


「あぁ、秋葉はアリスを知らなかったわね。魔理沙と同じく魔法の森に住んでる魔法使いよ。今度魔理沙にでも紹介してもらったら?」


「うん、そうしてもらうよ。それとありがとね、てゐ」


「気になさんな。んじゃ、私は師匠達の様子でも見てくるよ」


「今行ったら邪魔になるんじゃかしら?」


「へへ、その心配はご無用さ。じゃ!」


「あ!」


 そう言ったてゐは、自信満々に廊下へと飛び出していった。再び声を掛けようとした時は、既に姿は見えなくなっていた。
 今は待つしかない秋葉達には、後を追う事が出来なかった。てゐと一緒に行っても足手まといになるのがオチ。……そう、今は待つしかないのだ。





― ― ― ― ― ―





 魔法の森――
 沢山の木々が生い茂り、常に薄暗い森。日差しは木々の隙間から点々としか射し込まない。
 そんな森の中で対峙する二人の姿があった。どちらも同じ服、同じ髪型、そして――“同じ顔”をしていた。片方は驚き、もう片方はやれやれと言う表情をしている。


「あらら、“オリジナル”と接触してしまうとはね。これは失態だ」


「わ、私? え? ど、どう言う事なの?」


「……ま、無理もない“同じ顔”した奴が目の前に居るんだからな。さて、どうしたものか」


 やけに冷静な物腰をしている。こちらは相手を“オリジナル”と呼んでいる為、自分が“偽者”だと言ってるのも同然。しかし、何故この様な事を……


「あ、貴女は何者なの!?」


「さぁ、誰だと思う? こちらとしては答えたくはないのだが」


「……こ、答えないんなら、無理矢理にでも聞き出すまでよ!」


「やれやれ、結局はこうなるのか。まぁ良い、“コレ”を試す良い機会だ。少々手荒だが、どいてもらうぞ? “アリス”――」





ーあとがきー



完成遅れてすみません(汗
予定では十五日には完成させようとしてたんですが……

いやはや、思わぬところで詰まってしまってね。
さて、今回もいつも通りのgdgdっぷりです。

無理矢理の展開なので、これから先の辻褄合わせが大変ですww
……それに伏線もね。

では、これ以上書くとネタバレしちゃいそうなので、今回はこの辺で。
次の話のあとがきでお会いしましょう(´ω`)ノシ

‡狭間へ#‡
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あきゅろす。
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