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碧空


澄みきった 青い空…
青い 碧い 蒼い。

もう 俺には無理なんですかィ。




もう 手ものばせない。


誰か、


もう一度


手をとって。

とってくれるはずもない手を 誰もいない場所でのばした。

なのに、ふれたところから暖かい感じがする。
「!」

はっと 息をのみ 後ろに振り向くと

長年 あってなかった なつかしい 恋人がいた。

(久しぶりだな。)


恋人は いや 土方さんは そう言ったような気がする。


でも もう 俺は聞こえない。

何も。

なのに 土方さんがいるだけで

聞こえそうな 気がした。


----最後にみたのが あなたでよかった。


そう虚しく 最後の夢はおわった。

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あきゅろす。
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